救急車の警告音に関する住民の意識調査

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  • Survey on consciousness of the inhabitants to siren from ambulance
  • キュウキュウシャ ノ ケイコクオン ニ カンスル ジュウミン ノ イシキ チョ

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抄録

本研究は、救急車の警告音について住民意識調査を行い、多重分析法を用いて因果分析を行い検討したものである。調査は、久留米市の救急病院周辺と住宅地の4地域を、メッシュ統計で区分けして、留め置き法で行い、1,183人の有効な回答を得た。分析結果を以下に述べる。警告音は、住民に交通騒音と同程度に邪魔に感じられており、不快感や睡眠の妨害等、心理的にかなりの影響を及ぼしている。次に、「気になる」ことに着目すると、その時間帯がほとんど夜間であり、昼間と答えた人は1.3%にすぎない。そして、すべての地域で「聞こえる回数」が強く影響を及ぼしている。また、「住居地と主要道路との間の距離」、「年齢」、「世帯」による差は、地区により異なる。

収録刊行物

  • 日本音響学会誌

    日本音響学会誌 51 (6), 425-436, 1995

    一般社団法人 日本音響学会

被引用文献 (2)*注記

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参考文献 (15)*注記

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