可聴周波数帯域外成分に対するスピーカの混変調歪

書誌事項

タイトル別名
  • Intermodulation distortions of loudspeakers induced by complex tones with components at frequency higher than audible frequency
  • カチョウシュウハスウ タイイキ ガイ セイブン ニ タイスル スピーカ ノ コンヘンチョウ ワイ

この論文をさがす

抄録

可聴周波数帯域外成分を含む純音対に対するオーディオスピーカの混変調歪を測定した結果, 純音対のうち, どちらかの音圧が十分大きければ, 他方の音圧が60dBSPL程度でも, 歪成分の音圧が30dBSPLを越える場合のあることが示された。また, 可聴周波数帯域外のAN音を含む複合音をスピーカから提示した場合, 帯域分割した場合には知覚されないAM音が, 帯域分割しない場合には知覚できたことから, ハイサンプリングフォーマットと標準フォーマットのオーディオ再生音における音色の主観的印象の差の一因がオーディオスピーカの混変調歪である可能性が示唆された。

収録刊行物

  • 日本音響学会誌

    日本音響学会誌 55 (4), 256-264, 1999

    一般社団法人 日本音響学会

被引用文献 (8)*注記

もっと見る

参考文献 (21)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ