航空機騒音の暴露状況の変化に伴う住民反応の変化

• 山田 一郎

  (財)小林理学研究所

• 加来 治郎

  (財)小林理学研究所

書誌事項

タイトル別名

• Change in community response resulting from decrease in exposure to aircraft noise
• コウクウキ ソウオン ノ バクロ ジョウキョウ ノ ヘンカ ニ トモナウ ジュウミン ハンノウ ノ ヘンカ

抄録

関西国際空港の開港を契機に大阪空港の周辺でアンケート調査を実施した。その結果,住民が主に運航回数の減少による航空機騒音の低減(2.6〜5.0dB下がった)をはっきり認識していることが分かった。しかし,近隣の静けさを5,10年前と比較させた結果には明確な傾向は見られなかった。次に,この調査結果を航空公害防止協会が1973年に実施した調査の結果と比較したところ近隣の静けさに関する住民反応は航空機騒普暴露が同じ程度の地域での結果と近く,同一地域での結果を見比べると反応の割合が低くなっており,長年にわたる航空機騒音の低減が反応緩和に寄与していると推測された。しかし,航空機騒音のうるささに関する住民反応については,航空機騒音暴露が同じところで比較して,1996年の方が幾分高くなっていると推測された。

収録刊行物

• 日本音響学会誌

  日本音響学会誌 55 (7), 474-485, 1999

  一般社団法人 日本音響学会

キーワード

• 騒音のうるささ
• 住民反応
• 航空機騒音
• 騒音暴露の変化
• 大阪空港

詳細情報

• CRID: 1390282681544638080
• NII論文ID: 110003110822
• NII書誌ID: AN00186234
• DOI: 10.20697/jasj.55.7_474
• ISSN: 24322040
• ISSN: 03694232
• NDL書誌ID: 4783333
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I4783333
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可