音源パルス列を考慮した頑健なARX音声分析法

• 大塚 貴弘

  宇都宮大学大学院工学研究科

• 粕谷 英樹

  宇都宮大学工学部

書誌事項

タイトル別名

• Robust ARX-based speech analysis method taking voicing source pulse train into account
• オンゲン パルスレツ オ コウリョ シタ ガンケン ナ ARX オンセイ ブンセキホウ

抄録

本論文では,男性だけでなく女性や子供の音声でも高精度に音源パラメータ・フォルマントを分析できる方法の確立を目的として,ARX(Autoregressive with exogenous input)モデルと数式音源モデルによって表される音声生成過程に基づいた新しい自動分析法を提案する。本法の特徴は,1)分析窓内に複数のピッチに対応した音源パルスを配し,高ピッチ音声でも安定にフォルマントを推定できること,2)音源特性の影響を受け易い低いフォルマント周波数の推定精度が高いこと,3)音源スペクトル傾斜を考慮したプリフィルタの導入によってモデルの不完全性に伴う誤差の影響を低減したこと,である。

収録刊行物

• 日本音響学会誌

  日本音響学会誌 58 (7), 386-397, 2002

  一般社団法人 日本音響学会

キーワード

• ARXモデル
• フォルマント
• 調波構造
• 音源モデル

詳細情報

• CRID: 1390282681543931008
• NII論文ID: 110003111326
• NII論文ID: 10031110343
• NII書誌ID: AN00186234
• DOI: 10.20697/jasj.58.7_386
• ISSN: 24322040
• ISSN: 03694232
• NDL書誌ID: 6210251
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I6210251
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可