腫瘍径 2cm 以下の肺野末梢部小型肺癌の xerotomogram による検討-非腫瘍性病変との対比-

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タイトル別名
  • Analysis of lcerotomographic Findings of Small Peripheral Adenocarcinoma of the Lung Less than 2 cm in Diameter

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抄録

切除病理像2cm以下の腺癌43例と非腫瘍性病変12例のxerotomogramをretrospectiveに分析し,腫瘤型,浸潤型,混合型の3つに大別しえた.この内,腫瘤型が最も多く(腺癌25例,非腫瘍性病変10例),腫瘤型陰影の辺縁に分葉状輪郭とspiculaを同時に認める症例は全例腺癌で,この所見は非腫瘍性病変との鑑別に有用であった.又,辺縁の性状と周囲既存構造との関係をスコア化すると,腺癌と非腫瘍性病変の問にスコアの分布に差を認めた.

収録刊行物

  • 肺癌

    肺癌 28 173-182, 1988

    日本肺癌学会

被引用文献 (11)*注記

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