海藻中の水溶性および不溶性食物繊維による抱合型胆汁酸塩の吸着(短報)

書誌事項

タイトル別名
  • 海藻中の水溶性および不溶性食物繊維による抱合型胆汁酸塩の吸着
  • Adsorption of conjugated bile salts to soluble and insoluble dietary fibers of seaweeds (Short Paper)
  • カイソウ チュウ ノ スイヨウセイ オヨビ フヨウセイ ショクモツ センイ ニ ヨル ホウゴウガタ タンジュウ サンエン ノ キュウチャク

この論文をさがす

抄録

本研究ではワカメ,ヒジキ,マコンブ,スサビノリの水溶性および不溶性食物繊維によるコール酸,ケノデオキシコール酸,デオキシコール酸のグリシンまたはタウリン抱合型の吸着について調べた。海藻中の不溶性食物繊維による抱合型胆汁酸塩の吸着量は水溶性食物繊維のそれより多かったが,これは海藻中に不溶性食物繊維が多く含まれていたためである。一方,コンブの水溶性食物繊維による吸着力は不溶性食物繊維より高いことが示された。海藻中の水溶性および不溶性食物繊維による抱合型胆汁酸塩の吸着量は非抱合型より少なかった。日水誌,68(4),579-581(2002)

収録刊行物

  • 日本水産学会誌

    日本水産学会誌 68 (4), 579-581, 2002

    公益社団法人 日本水産学会

参考文献 (9)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ