眼球運動による脱感作と再処理法(EMDR)の急性ストレス障害(ASD)を示した阪神淡路大震災被災者への適用 : ストレス障害に対するストレスの少ない治療法
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- 市井 雅哉
- 琉球大学教育学部
書誌事項
- タイトル別名
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- Application of Eye Movement Desensitization and Reprocessing(EMDR) to ASD Survivors of the Great Hanshin-Awaji Earthquake : Treatment with Less Stress for Stress Disorder.
抄録
阪神・淡路大震災の被災者で急性ストレス障害を呈した2名の女性に対して震災1ケ月後にEMDRを適用した.いずれも1セッションで地震への恐怖感は消失した.EMDRをPTSDやASDといったストレス障害の治療に用いることの有効性が示された.治療技法としてのEMDRの特徴として、即効性,クライエント・治療者双方に対してのストレスの少なさを指摘し,作用機序についてこれまで提唱されている仮説について紹介した.
収録刊行物
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- バイオフィードバック研究
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バイオフィードバック研究 24 (0), 38-44, 1997
日本バイオフィードバック学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204790607616
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- NII論文ID
- 110003161681
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- ISSN
- 24323888
- 03861856
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可