夏秋季に瀬戸内海に分布するカタクチイワシの産卵間隔および産卵数に及ぼす水温,肥満度の影響

  • 銭谷 弘
    (独)水産総合研究センター瀬戸内海区水産研究所
  • 河野 悌昌
    (独)水産総合研究センター瀬戸内海区水産研究所
  • 塚本 洋一
    (独)水産総合研究センター西海区水産研究所

書誌事項

タイトル別名
  • Effect of sea water temperature and condition factor on variability of spawning interval and relative batch fecundity of Japanese anchovy in the Seto Inland Sea in summer and autumn
  • カ シュウキ ニ セトナイカイ ニ ブンプ スル カタクチイワシ ノ サンラン カンカク オヨビ サンランスウ ニ オヨボス スイオン ヒマンド ノ エイキョウ

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抄録

瀬戸内海安芸灘において 2000 年と 2002 年にカタクチイワシの主産卵期である 6~7, 10 月に採集した親魚をもとに,夏秋季に瀬戸内海に分布するカタクチイワシの産卵間隔,体重当たり 1 回当たり産卵数(相対産卵数)に及ぼす水温,肥満度の影響を検討した。排卵痕の有無により求めた産卵間隔は 1.0~2.7 日で,水温の上昇,肥満度の増加にともない短くなる傾向があった。相対産卵数の平均値は 58.5~302.0 粒 g-1 で,水温の上昇,肥満度の減少にともない減少する傾向があった。<br>

収録刊行物

  • 日本水産学会誌

    日本水産学会誌 71 (5), 821-823, 2005

    公益社団法人 日本水産学会

被引用文献 (2)*注記

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参考文献 (9)*注記

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