屋内伝搬実験に基づく 2×2 MIMO-SDM の特性評価

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タイトル別名
  • Performance Evaluation of 2×2 MIMO Space Division Multiplexing Based on Indoor Propagation Measurement
  • オクナイ デンパン ジッケン ニ モトヅク 2 2 MIMO SDM ノ トクセイ ヒョウカ

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抄録

ワイヤレスパーソナル通信におけるアンテナ・伝搬の最新技術論文特集

従来,MIMOシステムに空間分割多重方式を適用させるMIMO-SDMの研究では,送受信アンテナ間のチャネルは独立なレイリーフェージング環境と仮定されることが多く,この仮定のもとでは,受信側での処理により信号ストリームの分離検出が可能となる.本論文では,チャネル間の独立性が崩れる可能性のある,見通し内伝搬路で行った5.2GHz帯での伝搬実験結果から,そのような環境における2×2 MIMO-SDMの有効性を検証し,見通しとならない環境における特性との比較を行っている.また,同様の実験を電波暗室でも行い,極めてマルチパス波の少ない環境でのMIMO-SDMの挙動を紹介する.これらの実験の結果,見通し内伝搬環境においても散乱波が存在する場合にはSDM方式が有効であること,見通し外伝搬環境に比べてアンテナ素子の配置等により,特性が大きく変動する傾向にあることが分かった.

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