並列計算機プロトタイプお茶の水5号の性能評価

  • 田中 清史
    東京大学 大学院理学系研究科 情報科学専攻
  • 松本 尚
    東京大学 大学院理学系研究科 情報科学専攻
  • 平木 敬
    東京大学 大学院理学系研究科 情報科学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • Performance Evaluation of Parallel Computer Prototype OCHANOMIZ-5

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抄録

並列/分散システムにおいて、汎用かつ容易なプログラミング環境を提供するために共有メモリが必須である。本稿では階層コヒーレンス管理および一般化されたコンバイニングのサポートにより効率の良い分散共有メモリを軽いハードウェアで実装する方式を述べる。我々の方式においてディレクトリに必要なメモリ容量はクラスタ数の対数オーダーである。このことから、超並列システムを構築する場合に各メモリブロックについて1ワード程度用意すれば十分であり、ディレクトリのアクセスコストも低い。並列計算機プロトタイプお茶の水5号上に軽いハードウェアDSMおよび一般化されたコンバイニングを簡単なハードウェアで実装した。実際のプログラムを実行してお茶の水5号の性能を測定した結果、我々の方式が並列化の効果を得ることが示された。

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参考文献 (19)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1570572702430188288
  • NII論文ID
    110003180256
  • NII書誌ID
    AN10013141
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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