遺伝的アルゴリズムから見た最適化問題

• 相澤 彰子

  学術情報センター

書誌事項

タイトル別名

• Optimization Problems from Genetic Algorithms' Viewpoints

抄録

遺伝的アルゴリズムに関する理論的研究のいくつかを紹介し, これら相互の関連や今後の可能性を考察する.具体的には, 固定長ビット列で定義される解空間の特徴解析に焦点をあてて, 既存の代表的な3つの手法であるウォルシュ解析, エピスタシス分散, 世代間相関の数学的な意味や相互の関連を議論する.これらの手法では, 解空間を部分解の線形的組み合わせとしてモデル化し, 想定するモデルのあてはめのよさを探索性能の指標としているが, この指標は必ずしも現実のアルゴリズムの性能と対応していない.そこで今後の研究の方向として, 適合度景観モデルに基づくアプローチ, 実験計画法や大域的ランダム探索など既存の理論体系を参照するアプローチの2つを紹介する.

収録刊行物

• 電子情報通信学会技術研究報告. AI, 人工知能と知識処理

  電子情報通信学会技術研究報告. AI, 人工知能と知識処理 98 (58), 51-58, 1998-05-21

  一般社団法人電子情報通信学会

キーワード

• 遺伝的アルゴリズム
• 適合度景観
• ウォルシュ解析
• エピスタシス
• 適合度相関
• 実験計画法

詳細情報

• CRID: 1573950402150504448
• NII論文ID: 110003186990
• NII書誌ID: AN10013061
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • CiNii Articles