付加質量による振動方向変換を利用した振動ジャイロスコープの等価回路

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タイトル別名
  • Equivalent Circuit of Vibratory Gyroscopes Utilizing the Change of Vibrating Direction by Additional Mass

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抄録

音さのアーム先端に質量を付加させた構造の面内モード利用振動ジャイロスコープの近似等価回路を導出した. 本等価回路の検出側は, この構成特有の変成比n_x (<1)が挿入された表示となる. このため, 検出感度をあまり大きくできないことが分かった. また, この質量の付加方向を逆にすると, 検出モードが逆位相になることを明らかにした. このことは, 変成比n_xの正負の符号が逆になることに対応することも分かった. さらに, この考えを適用した新しい振動ジャイロスコープの構成例を提案し, その等価回路も明らかにした. 本構成は, 従来のような二つの共振を接近させて利用するのではなく, 単一共振のみを利用するので, 結晶における温度特性の良好な軸方向の振動のみを利用できる長所がある.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1573950402150904192
  • NII論文ID
    110003187718
  • NII書誌ID
    AN1001290X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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