生体等価ファントムを用いたサーモグラフィック法によるSAR測定法の基礎検討

• 岡野 好伸

  千葉大学大学院 自然科学研究科

• 長谷 篤志

  千葉大学大学院 自然科学研究科

• 伊藤 公一

  千葉大学工学部電気電子工学科

書誌事項

タイトル別名

• Brain-equivalent Solid Phantom and Its Application to SAR Estimation by Thermographic Method

抄録

電磁界が人体に与える影響を検討するための疑似人体モデルとして, 様々なファントムが提案されている. ここでは, 携帯電話等を使用した場合のマイクロ波の近傍界曝露におけるSARを測定する一つの手法であるサーモグラフィック法に着目し, 電磁波照射用の疑似人体モデルとして, 当研究室で開発された脳等価固体ファントムによる人体頭部規範モデルを使用した場合のSAR実測値とFDTD法による計算値との比較を行った. その結果, 本脳等価固体ファントムは製作, 成形が容易で, かつ高い精度でのSAR観測が可能であること示した.

収録刊行物

• 電子情報通信学会技術研究報告. EMCJ, 環境電磁工学

  電子情報通信学会技術研究報告. EMCJ, 環境電磁工学 97 (451), 31-38, 1997-12-15

  一般社団法人電子情報通信学会

キーワード

• 脳等価固体ファントム
• SAR
• サーモグラフィック法
• 放射率

詳細情報

• CRID: 1573950402121224320
• NII論文ID: 110003190517
• NII書誌ID: AN10013108
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • CiNii Articles