消去法による項書換え系の停止性判定について
書誌事項
- タイトル別名
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- On Proving Termination by General Dummy Elimination
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抄録
従来の停止性判定法を適用できない項書換えシステム(TRS)の停止性を示すために, Ferreiraは一般消去法を提案した.一般消去法は, 規則に現れる適当な関数記号を消去することでより単純な構造のTRSに変換する.変換後のTRSが停止性を持つならば元のTRSも停止性を持つという性質があるため, 一般消去法は停止性判定に有効である.一方, ArtsとGieslは, TRSの規則に現れる関数定義記号の出現に注目し, 無限書換え列の本質を簡潔に記述できる依存対の概念を導入した.本稿では, 一般消去法が変換後に付け加える規則に注目し, 不必要な規則を除くことで一般消去法を改良する.改良一般消去法においても, 変換後のTRSが元のTRSの停止性を保証していることを依存対の概念を用いることで示す.
収録刊行物
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- 電子情報通信学会技術研究報告. COMP, コンピュテーション
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電子情報通信学会技術研究報告. COMP, コンピュテーション 98 (432), 57-64, 1999-11-16
一般社団法人電子情報通信学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1573105977190727680
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- NII論文ID
- 110003191684
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- NII書誌ID
- AN10013152
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles