Peer Agents による協調学習支援の基本概念

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タイトル別名
  • The Basic Concept of Supporting Collaborative Learning embedding Peer Agents

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抄録

学習者に協調学習環境を提供することによって期待できる学習効果は, 大きく二つに分類することができる.仲間学習者に説明する際に促進されるリフレクションによる知識の定着と(Learning by Teaching), 仲間学習者が問題解決や説明しているのを観察することによる知識の獲得(Learning by Observing)の二つである.我々は, Taught Agent と Observed Agentの二つのPeer Agentを組み込んむことによって, これら二つの学習効果の向上を目的とした知的協調学習環境を提案する.Taught Agentは人間学習者にLearning by Teachingを促進させることを目標とし, Observed AgentはLearning by Observing を促進させることを目標とする.これら二つのAgentの行動を制御するのがFacilitator Agentである.Facilitator Agentは, 協調学習環境における人間学習者の学習者モデルと他者認識モデルを基に, より学習効果が期待できるPeer Agentの戦略を採用する.さらに, 採用した行動に対して人間学習者の他者認識能力の向上を目的とした修正を行ない, Peer Agentに行動させる.

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参考文献 (13)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1572543027236863744
  • NII論文ID
    110003192459
  • NII書誌ID
    AN10013163
  • ISSN
    09135685
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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