GMD復号を用いた効率的な最尤復号法について
書誌事項
- タイトル別名
-
- On Efficient Maximum Likelihood Decoding with GMD decoding
この論文をさがす
抄録
軟判定復号法において,限界距離復号法を複数回実行することにより,最尤復号を行う手法を知られている.しかし,最尤性を保証するために行う限界距離復号法の計算量が問題となる.一方,最尤復号を近似的に行う手法としてGMD復号法がよく知られており,近年このGMD復号法を効率的に行う手法が提案され注目されている.そこで本稿ではこのGMD復号法を複数回適用することにより,効率的な最尤復号法を行うアルゴリズムを提案する.また代数的復号法を複数回用いる場合,シンドロームの計算量を低減できることを示す.さらに,最尤の符号語をより早く生成する系列の生成方法を提案し,計算機シミュレーションにより計算量が大幅に低減されることを示す.なお,計算量は主として復号実行時間を占有する乗算回数で評価する.
収録刊行物
-
- 電子情報通信学会技術研究報告. IT, 情報理論
-
電子情報通信学会技術研究報告. IT, 情報理論 94 (171), 61-66, 1994-07-23
一般社団法人電子情報通信学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1571980077282589952
-
- NII論文ID
- 110003197401
-
- NII書誌ID
- AN10013083
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- CiNii Articles