シリコンスライダを用いた弾性表面波モータ

  • 黒澤 実
    東京大学大学院 工学系研究科 精密機械工学専攻
  • 刑部 尚樹
    東京大学大学院 工学系研究科 精密機械工学専攻
  • 東條 啓一郎
    東京大学大学院 工学系研究科 精密機械工学専攻
  • 高崎 正也
    東京大学大学院 工学系研究科 精密機械工学専攻
  • 樋口 俊郎
    東京大学大学院 工学系研究科 精密機械工学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • Surface Acoustic Wave Motor with a Silicon Slider

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抄録

駆動表面を微細加工したシリコンスライダを用いることにより、微小鋼球による多接点スライダを用いた場合に比べ、約8倍の推力と約4倍の最大速度を得ることに成功した。スライダとステータ振動子との接触面積を大きくするために、シリコンスライダを作成した。その結果、最大推力3.5N、最大速度1m/s以上、分解能40nm以下、応答周波数130kHz以上という駆動特性が得られた。シリコンスライダの形状を変えることにより、更なる駆動特性の向上の可能性も示された。また、駆動エネルギを還流する方法を考案し、実験により実証した。

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参考文献 (7)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1572824502213163520
  • NII論文ID
    110003199334
  • NII書誌ID
    AN10012932
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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