ファジィ推論を用いた時変ARMAモデルの次数推定法について
書誌事項
- タイトル別名
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- An Arma order selection method with fuzzy reasoning for time varying model
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抄録
ARMAモデルを用いて同定を行なう際には、ARMA次数をあらかじめ決定しておく必要がある。これまでAICのような多くの次数推定法が提案されているが、それらの多くは参照モデルについての知識を有効に利用しているとは言い難い。なぜならば、多くの情報は漠然と表現されているためその暖味な情報を表現するのことは容易ではないためである。そのような知識が次数推定に利用できれば、より高精度なモデル同定を達成することが期待できる。そのような、主観的で漠然とした情報を表現することができる手法の一つにファジィ推論がある。ファジィ推論は、あいまいな情報をファジィ命題の形で表現することが可能である。そこで、本文ではまず、すでに提案されているファジィ推論を用いたARMA次数推定法について検証する。さらに、ファジィクラスタリングを用いて参照信号の時刻変化部を検出する手法を提案する。また、クラスタリングの結果を用いて再帰型フィジィ推論における忘却係数を決定しARMA次数を推定する手法を提案する。
収録刊行物
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- 電子情報通信学会技術研究報告. CAS, 回路とシステム
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電子情報通信学会技術研究報告. CAS, 回路とシステム 94 (117), 31-36, 1994-06-24
一般社団法人電子情報通信学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1571135652357139968
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- NII論文ID
- 110003202375
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- NII書誌ID
- AN10013094
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles