ニューラルネットワークにおける振動生成のメカニズム

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タイトル別名
  • Mechanism of Self-excitatory Oscillation in Neural Networks

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抄録

生体内には種々の振動系がみられる。この様な振動系を生成するニューラルネットワーク(以後NN)の構造とシナプス荷重の条件を分析し、振動生成のメカニズムとして(1)シンプルループ系による固定周波発振と(2)多重ループ系による可変周波発振があることを導いた。特に次数の異なる2つ以上のループをもつNNは可変周波発振可能であることを示した。また、一般のNNの数学的表現を導き、系の特性方程式や感度の一般式を導出した。これを用いて4次系NNの2重発振条件を求めシミュレーションで検証した。更に振動系の自己組織化の為の新しい学習方式である"協調発振モデル" (周波数を考慮したモデレーショニズムの立場にたつ学習則)の概要にも触れ、シミュレーション例を示す。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1572261552376859264
  • NII論文ID
    110003232965
  • NII書誌ID
    AN10091178
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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