距離型cosネットワークの学習能力

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  • Learning Capability of Distance-Based Cosine Network

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抄録

本稿では, 入力と重みの差の二乗和を入力, cos関数を出力関数とする距離型cos素子を提案する. この素子により構成される階層型ネットワークは, 学習が高速で収束率が高いという特徴を持つ. 学習アルゴリズムにはバックプロパゲーション(BP)法を用いる. 距離型cosネットワークを計算機上でシミュレーションし, nビットパリティ問題と1変数関数の近似問題を学習させてその特徴を調べた. その結果, 従来の積和型シグモイド素子によるネットワークと比べ, 学習速度および収束率において優れた結果が得られた. また, 1変数関数の近似問題に対しては, シグモイド素子によるネットワークと同程度かそれ以上の汎化能力を持つことが示された.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1570572702515824512
  • NII論文ID
    110003233147
  • NII書誌ID
    AN10091178
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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