超高速光セル同期方式

書誌事項

タイトル別名
  • Ultrafast optical cell synchronization systems

この論文をさがす

抄録

本稿は、超短光パルスを用いるような高速光信号を扱う光ATMシステムにおいて重要な技術となる同期法について、光セル間の同期と光セル検出時における制御信号と光セルの間のビット同期に分けて検討した。前者については、相対遅延時間をもつ2つの光パルスを重畳したときに生じるスペクトルのビート特性を利用した高速光セル同期回路を提案した。本同期法における光パルス幅の測定限界を計算し、さらに基礎実験として、2ビット光セルとセル同期用パルスの時間間隔をビート周波数から計測することにより、高分解能、広ダイナミックレンジで測定可能であることを確認した。後者については、光セル検出回路の制御信号と光セルとの位相ずれを光パワー変動に変換し、光パワーの変動を一定に保つように制御信号をフィードバック制御する方式を提案した。基礎実験として、フィードバック制御する際の重要なファクタとなる光パルス幅と制御信号の位相ずれに対する強度変調後の光パワーの関係を求めた。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1571417127446773248
  • NII論文ID
    110003235064
  • NII書誌ID
    AN10060742
  • ISSN
    09135685
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

問題の指摘

ページトップへ