2ストローク発振器が安定なりミットサイクルを持つためのパラメータの上限
書誌事項
- タイトル別名
-
- The upper limit of a parameter to make a two-stroke oscillator to have a stable limit-cycle
この論文をさがす
抄録
2階の常微分方程式で記述される振動系χ^^<・・>+μf(χ)χ+χ=0(1)において,Le Corbeillerは,f(χ)が遇関数でない発振器の例として,f(χ)=χe^χ+χ-2(2)f(χ)=e^χ-2(3)を与え,これらを2ストローク発振器と名付けた.また,f(χ)が偶関数の場合を4ストローク発振器として区別した.本稿では,古賀らに従い式(2),(3)を一般化した振動系を2ストローク発振器ということにする古賀は,f(χ)が偶関数でない場合に,式(1)がパラメータμの十分小さい値に対して,ただ1個の軌道安定なりミットサイクルを持つための十分条件を与えた.古賀らによれば,2ストローク発振器の著しい特徴は,式(1)が力軌道安定なりミットサイクルを持つためにはパラメータμに上限μ_0があることである.0<μ<μ_0(4)本稿では,この上限μ_0の計算法を与える.
収録刊行物
-
- 電子情報通信学会総合大会講演論文集
-
電子情報通信学会総合大会講演論文集 1996 58-, 1996-03-11
一般社団法人電子情報通信学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1573668927217809920
-
- NII論文ID
- 110003242467
-
- NII書誌ID
- AN10471452
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- CiNii Articles