奥行き視における輻輳情報の有効性
書誌事項
- タイトル別名
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- The effectiveness of vergence information in depth perception
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抄録
人は奥行きを知覚するのにさまざまな手がかりを使用する。本研究では、これら手がかりのうち、輻輳角、相対視差、絶対視差に注目した。一般に、輻輳角の変化は奥行き知覚の手がかりであるとされている。しかし一方で、輻輳角の変化のみでは、奥行きの知覚は生じないという研究も報告されている。そこで、本研究では、輻輳角、相対視差、絶対視差の3種類の手がかりを同じ刺激を用いて比較した。その結果、奥行き判断の手がかりとしては、相対視差、絶対視差、輻輳角の順に有効であることがわかった。また、最も弱い手がかりである輻輳角については、輻輳角を変化させても、知覚される奥行きが変化しているという明確な印象は生じなかったことから、輻輳情報は他のメカニズムに情報をおくっていて、奥行き知覚に直接有効にはたらかないと考察した。
収録刊行物
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- 電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理
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電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理 98 (276), 59-66, 1998-09-18
一般社団法人電子情報通信学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1571417127416227968
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- NII論文ID
- 110003272281
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- NII書誌ID
- AN10487237
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles