3次元濃淡画像における図形境界面の形状解析のための集中度に基づく特徴量

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タイトル別名
  • A Feature for Analyzing Shape of Border Surface of Figures in Three Dimensional Grey Images

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抄録

3次元ディジタル濃淡画像における図形境界面の形状解析のために, 3次元集中度を応用した特徴量を提案する. 3次元集中度は, ディジタル線図形の方向ベクトルに対して, その局所的な集中を定量化するために考案された特徴量で, すでに胸部X線CT像において悪性腫瘤に多く見られる血管・気管支の集束の定量化に利用されている. 今回は, この3次元集中度を面の法線ベクトルに適用することによって, 面の形状解析にも応用できることを示す. 本文では, まず, 人工図形を用いて面の法線に対する集中度の性質を明らかにする. 次に, この集中度を実際に胸部X線CT像から抽出された胸膜面の法線ベクトルに適用し, 悪性腫瘤によって引き起こされる胸膜陥入という形状異常をある程度定量化できることを示す.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1570291227508664704
  • NII論文ID
    110003274221
  • NII書誌ID
    AN10541106
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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