特徴抽出への抗体-抗抗体相互作用モデルの応用

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タイトル別名
  • Application of idiotope - anti-idiotope interaction model for feature extraction

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抄録

我々は、液性免疫系のモデルとしてイディオタイプネットワークをとりあげ、パターン認識への応用を試みている。認識対象を抗原と考えると、液性免疫系は抗体というテンプレートを用いてパターンマッチングを行っていると考えられる。ネットワーク説では、抗原は、抗体間の相互作用による動的変化を経て、内部イメージに置き換えられるとされる。このことから、抗体の濃度変化が入力されたパターンの本質的な特徴を表現し得るのではないかと考えた。Farmerらの提案した数式モデルをもとに検討した結果、濃度変化の定常解が周期性を持てば、抗体濃度の相空間における解軌道によって、パターンの類別ができる可能性があることが示唆された。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1570291227508485248
  • NII論文ID
    110003274877
  • NII書誌ID
    AN10541106
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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