セルラ移動通信系におけるクリークパッキングとダイナミックチャネル割当て(無線ネットワークの性能評価論文小特集)

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  • セルラ イドウ ツウシンケイ ニ オケル クリークパッキング ト ダイナミック
  • Clilue Packing and Dynamic Channel Assignment in Cellular Mobile Communication Systems

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本論文は,移動通信システムにおけるダイナミックチャネル割当て(DCA)と通信トラヒックに関する研究成果について述べたものである.厳密に解析することは難しいと言われているDCAの通信トラヒックの近似的な解析法を提案し,DCAの性質について考察した.Raymondにより,最適な割当てを常に行うDCAのモデルとしてクリークパッキングが提案されている.本論文では,従来とは異なる,クリークパッキングの呼損率の解析法を提案した.提案した解析法における近似式は,アーランB式の線形結合の形で与えられ,広く使用されているアーランB式から得られる値を用いて,計算も簡単に行うことができる.近似式による数値がシミュレーション結果と十分に一致することも示した.一方,多くのDCAは最適にチャネル割当てを行うことができるわけではない.ここでは,必ずしも最適ではないFirst-Available法のようなDCAを,クリークパッキングを用いてモデル化することに関しても検討を行った.DCAをクリークパッキングでモデル化でき,クリークパッキングの呼損率の近似式を用いて呼損率を計算できることを数値実験値から明らかにしている.

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