双方向帯状サービスエリアにおける移動通信トラヒック特性(無線ネットワークの性能評価論文小特集)

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  • ソウホウコウ タイジョウ サービス エリア ニ オケル イドウ ツウシン トラ
  • Characteristics of Mobile Communication Traffic in a Both Way Band-Shaped Service Area

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抄録

セルラシステムが用いられている移動体通信系において,その通信トラヒック特性の解析を行うためには,セル間の移動体の移動を考慮する必要がある.これまでは,高速道路のような道路をモデル化した帯状サービスエリアにおいて,移動体のセルの変更を確率的に表した通信トラヒックの解析が行われてきた.従来の研究では,帯状サービスエリアにおいて,移動体の移動方向が,1方向の場合の解析が行われてきた.本論文では,これまでの1方向の解析を基礎として,解析モデルをより現実的なものとするため,対面通行の道路を想定し,移動体の移動方向が双方向の帯状サービスエリアにおいて通信トラヒック特性の解析を理論的に行った.まず,セルに加わる呼量が一定である場合の定常状態の解析を行った.つぎに,呼量が時間的に変動する場合の過渡特性の解析を行った.また,計算機シミュレーションを行い,理論値とシミュレーション値を比較することにより,解析結果の妥当性を示した.

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