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Abstract
ATM交換機の出力端子には,出回線として選択される確率が統計的に高い端子とそうでない端子が存在する.このような不均質な出回線の負荷状況を想定し,代表的な交換機タイプである出力バッファ型を対象として1対1セル到着に対する解析が行われている.しかし,実際の通信網においては放送・同報トラヒックがかなりの割合で収容されるものと予想されるが,このような状況下での特性の評価は行われていない.本論文では以上の考察に基づき,交換機の全出力端子から出るトラヒックの合計が一定の条件において,その内訳を1対1セルのみで構成するときと,同報性を有するトラヒックを意図的に一定の割合で処理するときの解析ならびに評価を行う.これにより,統計的に選択されやすい出力端子が存在する条件下で同報セルを収容することにより,印加負荷の中で確実にその端子を選択しないトラヒック,つまり同報トラヒック中で負荷集中端子以外を目指す残りのトラヒックの割合が増大することになり,セル廃棄率特性の改善効果が得られることを明らかにする.結果より,各交換機においては,交換機サイズに対し同報性の低いトラヒックをランダムに含むだけでは効果は低いものの,交換機サイズに対し高い同報性を有するトラヒックを一定割合含むような網制御を行えば,平均的に負荷が集中しやすい端子への過度な負荷集中をかなり予防することが可能となる.
Journal
- The transactions of the Institute of Electronics, Information and Communication Engineers [List of Volumes]
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The transactions of the Institute of Electronics, Information and Communication Engineers J78-B-1(10), 516-523, 1995-10-25 [Table of Contents]
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
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