既存の和語動詞の格フレームを利用したサ変動詞の格フレーム獲得

  • 橋本 順子
    九州大学大学院 システム情報科学研究科 知能システム学専攻
  • 峯 恒憲
    九州大学大学院 システム情報科学研究科 知能システム学専攻
  • 雨宮 真人
    九州大学大学院 システム情報科学研究科 知能システム学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • Case Frame Acquisition of SAHEN Verbs by Using Precreated Case Frames of Japanese Basic Verbs

この論文をさがす

抄録

従来、格フレーム獲得は大量の用例を用い、統計的手法を用いてデータを処理することによって行なわれてきたが、サ変動詞の場合、数の多さと、新語・造語の多さから大量の用例を集めることは困難である。また、サ変動詞には、漢字や和語動詞の連用形などの要素から作られるものが多く、多くの場合、和語動詞に言い替えが可能である。そこで本稿では、サ変動詞を構成する漢字から言い替え可能な和語動詞を抽出し、その和語動詞の格フレームを利用してサ変動詞の格フレームを獲得する方法を提案する。また獲得した格フレームを、タグなしの用例を用いて改良する方法を示す。

収録刊行物

参考文献 (7)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1571980077369672192
  • NII論文ID
    110003278206
  • NII書誌ID
    AN10091225
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

問題の指摘

ページトップへ