「の」型名詞句における係り受け規則の自動生成法

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タイトル別名
  • Automatic Generation of Dependency Rules for Japanese Noun Phrases with Particles "no"

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抄録

本稿では、構造に多義を持つ日本語名詞句の中でも、基本的でかつ高頻度で現れる「AのBのC」を対象に、名詞の意味属性を用いた係り受け規則の自動生成法を提案する。この手法は名詞句の持つ意味的な構造に着目して、1つの名詞句学習データから、3つの名詞A、B、C間の意味的係り受け規則(3タイプ、計7種類)を自動生成する。次に、得られた係り受け規則を別の名詞句標本データ(10, 021個)に汎用規則(1, 2, 3次元規則の順)から適用した結果、判定率96.0%、適合率88.4%の精度で係り先が判定でき、最終的な正解率は85.1%であった。これより、提案した方法は、名詞句の特徴をよく捉えた、精度の高い係り受け規則が得られることが分かった。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1572824502299501312
  • NII論文ID
    110003278435
  • NII書誌ID
    AN10091225
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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