階層符号化方式における階層配分符号量と画像品質に関する一検討

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タイトル別名
  • A Study on the Relation Bit Allocation and Image Quality of Hierarchical Image Coding

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抄録

本稿では,階層符号化方式の特性解析を大きな目的として,シミュレーション実験から得られるデータを解析することで各階層に配分する符号量の変化に伴う高位階層の画質の特性解析を行った.総符号量のうち基本階層に約63%を配分した時最も大きな劣化度を示し,これは総符号量,シーケンスの種類に依存しないことを確認した.そして最大劣化度も総符号量にほとんど依存しないことを確認した.さらに階層化劣化を考慮しながら,各階層の品質の定式化を試みた.最後に導出式を用いて,非階層符号化方式で提供される画質を得るための階層配分符号量を算出した.その結果ほぼ理想に近い符号量を算出することができた.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1573105977275853184
  • NII論文ID
    110003279402
  • NII書誌ID
    AN10060786
  • ISSN
    09135685
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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