倍音処理に適したくし型フィルタに基づく自動採譜システムの検討

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タイトル別名
  • A Consideration of Automatic Transcription System based on Comb filters Processing Harmonic Components

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抄録

計算機を使って採譜処理が可能になれば、特別な能力を持たない人にも簡単に採譜ができることから、様々な自動採譜の研究が行われている。そこで、我々は少ないサンプル点数でサンプリングごとに周波数分析が可能である拡張ノッチフーリエ変換(E-NFT)に基づく方式を提案した。しかし、この方法では倍音の影響を避けるため、各オクターブごとに帯域フィルタにより処理を行ったが、完全に倍音の影響を除去できない。本稿では、この倍音の処理に適したくし型フィルタに基づく採譜方式を提案する。今回は、オクターブ番号2〜5までの48音階を採譜対象としている。入力信号として、単音及び和音のそれぞれに対し定常信号と減衰信号を用いて、シミュレーションを行い、音階の推定が可能であることを示す。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1570854177462035840
  • NII論文ID
    110003279756
  • NII書誌ID
    AN10060786
  • ISSN
    09135685
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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