メル一般化ケプストラムによる音声のスペクトル表現とその諸特性

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タイトル別名
  • SPECTRAL REPRESENTATION OF SPEECH USING MEL-GENERALIZED CEPSTRUM AND ITS PROPERTIES

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抄録

メル一般化ケプストラム分析は,種々の音声スペクトル分析を含む統一的な手法であり,すでに音声処理における有効性が報告されている.本研究では,音声符号化や分析合成への利用を目的として,メル一般化ケプストラム係数によるスペクトル表現について述べる.このスペクトルパラメータを用いることにより,合成フィルタの安定性の条件を明確にすることができ,量子化や補間後の合成フィルタの安定性を保証することが可能となる.提案法の性質を明らかにするため,まず分布特性や変換のための計算量について検討した.さらに,スペクトル包絡情報の高能率符号化において重要な問題となる量子化・補間特性を,2段ベクトル量子化を用いてLSPと比較した.その結果,提案法はLSP以上の量子化・補間性能をもつことを確認した.

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参考文献 (22)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1572543027322310272
  • NII論文ID
    110003279758
  • NII書誌ID
    AN10060786
  • ISSN
    09135685
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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