Householder 分解を用いたオーバサンプルパラユニタリDFTフィルタバンクの一設計法

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タイトル別名
  • A Design Method of Oversampled Paraunitary DFT Filter Banks using Householder's factorization

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抄録

オーバサンプルDFTフィルタバンクにおいて、完全再構成条件を満たすFIRフィルタの解の存在が確認されているが、一般的な設計法に関しては言及されていない。本報告では、帯域分割数をM、間引き率をDとした蒔、M>Dの下で、任意の正整数Dが選択でき、FIRフィルタのタップ数を、MとDの公倍数に選べる、完全再構成可能なパラユニタリ特性を用いたDFTフィルタバンクの設計法を提案する。本設計法により、サブバンド適応フィルタへの応用で重要な、充分な阻止域減衰量を持つ完全再構成FIR DFTフィルタバンクの実現が可能になった。さらに、オーバサンプルDFTフィルタパンクが直線位相をもつ場合の設計法についても検討している。本設計法の有効性を示すために、いくつかの設計例を示す。

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参考文献 (10)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1573668927229144448
  • NII論文ID
    110003279788
  • NII書誌ID
    AN10060786
  • ISSN
    09135685
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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