時間周波数領域での補間を用いた音声の変換について

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タイトル別名
  • Speech Representation and Transformation based on Adaptive Time-Frequency Interpolation

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抄録

基本周波数の情報を利用したスペクトログラムの適応的補間とオールパスフィルタ特性の組織的設計に基づく音声変換方法STRAIGHT (Speech Transformation and Representation using Adaptive Interpolation of weiGHTed spectrum) を提案する. 本方法では, 音声の基本周波数に適応した時間窓を用いて分析したスペクトログラムに対して, 双一次曲面を保存しかつ時間周波数方向での広がりが最小となる補間関数を用いた補間操作を行なうことで音源の周期性の影響の除去と分解能の確保を両立させている. その結果, 話速, 基本周波数, 声道長等のパラメタの600%に及ぶ変換に対しても自然な音質での再生が可能となった. また, ヘッドフォン受聴の場合に問題となるパルス駆動音源特有の音色を除去するためのオールパス特性を有する音源波形の構成方法についても論ずる.

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参考文献 (23)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1572261552314559744
  • NII論文ID
    110003284117
  • NII書誌ID
    AN10164817
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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