適応予測を用いた stochastic Active Noise Control

• 二村

  東京電機大学工学部情報通信工学科

• 浜田 晴夫

  東京電機大学工学部情報通信工学科

書誌事項

タイトル別名

• Stochastic Active Noise Control using Adaptive Predictor

抄録

適応予測制御を用いたStochastic ANCは、フィードフォワード制御の場合に使用するセンシングマイクを必要としないという利点を有する。それゆえ、効果的な騒音センシングが難しい場合においても、適応予測方式の制御システムを用いることで良好な消音結果が期待できる。本報告では、適応予測型ANCの更新アルゴリズムに、LMSアルゴリズムおよびRLSアルゴリズムを用いた場合の制御効果を実験結果より考察した。また、シングルチャンネルとマルチチャンネル構成における適応予測型ANCの消音分布比較を行った。さらに、パラメータを最尤推定するEMアルゴリズムとRLSアルゴリズムを比較検討する目的から、EMアルゴリズムからRLSアルゴリズム導出を試みた。実験に用いた適応予測型ANCシステムはTMS320C30を用いて実現した。

収録刊行物

• 信学技報

  信学技報 93 1-10, 1994

  一般社団法人電子情報通信学会

キーワード

• 適応予測
• マルチチャンネル制御
• RLSアルゴリズム
• EMアルゴリズム

詳細情報

• CRID: 1570291227478654464
• NII論文ID: 110003284271
• NII書誌ID: AN00245490
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • CiNii Articles