梨状窩を含む声門上部形状による音響特性

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タイトル別名
  • Acoustic Characteristics due to the Shape of the Supraglottis Including the Pyriform Fossa

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抄録

この論文では梨状窩を含む声門上部の形状の音響特性を有限要素法により調べている。昨年入力音圧に対する出力音圧の比を求めたところ声帯の開閉によらず同一な結果が得られた。そこで今回より詳しく検討するために日本語母音/u/を発生している被験者の核磁気画像データを用い声門部から軟口蓋部までの3D FEMモデルを構築し、入力閉鎖、または開放での入力インピーダンスの周波数特性や500Hz、1210Hz、2500Hzにおける各横断面での音圧分布を比較検討した。その結果、声門上部から声道が広くなる部分の音圧分布は一様ではなく、2500Hzでは28dBの差異があることがわかった。また、入力位置と入力条件を変えて各横断面での音響インピーダンスを求め、その相違を比較検討した。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1572543027291062656
  • NII論文ID
    110003284366
  • NII書誌ID
    AN10164817
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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