CD Player の時間伸び縮み歪み特性と高度感性情報再生の評価

  • 小林 幸夫
    北陸先端科学技術大学院大学 情報科学研究科
  • 石川 智治
    北陸先端科学技術大学院大学 情報科学研究科
  • 宮原 誠
    北陸先端科学技術大学院大学 情報科学研究科

書誌事項

タイトル別名
  • The Characteristic of Error of the Expansion and Contraction of time of CD Player and Evaluation of Reproduction of High Order Sensations

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抄録

高度感性情報の再現に重点をおき、ディジタル機器を見直した結果、CD Playerのアナログ出力信号に時間軸方向の伸び縮み歪みが140ns(以下)〜700ns存在し、この歪みが大きいと"空気感"の再現が悪いことを明らかにした。本稿では、時間伸び縮み歪みの発生要因を明らかにするため、CD Player内部のPLL、各種クロック信号のジッターを測定した。その結果、PLLやクロック・ジッターにはこのような大きな変動は存在しないことが明らかになった。また、クロック・ジッターとPLL精度との有意な相関が確認された。しかし、クロック・ジッターは1ns程度であり、この100倍以上のアナログ信号上の時間伸び縮み歪みとの関係は観測されなかった。

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参考文献 (4)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1573105977243853824
  • NII論文ID
    110003284419
  • NII書誌ID
    AN10164817
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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