神経回路モデルによる筋電図信号からの発話時口唇運動の生成

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タイトル別名
  • Lip shape Prediction from muscle EMG using artificial neural networks

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抄録

口唇周辺の顔面表情筋を表面電極で計測した筋電図から,日本語短文発話時における口唇運動を神経回路モデルを用いて生成した結果について示す.口輪筋,上唇挙筋,口角下制筋,下唇下制筋,オトガイ筋の筋電図を入力に使い,口唇運動を表わすパラメータとして,横方向の口の開き(左右口角間の距離),下唇の上下運動(下唇の下顎からの距離)を出力した.筋電図の時間遅れのフィルター形状を含んで神経回路モデルの学習を行なった.また,位置,速度,加速度推定神経回路モデルの比較を行なった結果,発話中の口唇運動では,位置推定モデルが最もよい結果となった.筋骨格系の特性に基づいた運動軌道生成は,より自然な表情合成表示などへも応用可能である.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1571698602362109440
  • NII論文ID
    110003285117
  • NII書誌ID
    AN10211338
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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