光ファイバ中の supercontinuum の発生機構

• 森 邦彦

  NTT光ネットワークシステム研究所

• 高良 秀彦

  NTT光ネットワークシステム研究所

• 川西 悟基

  NTT光ネットワークシステム研究所

• 猿渡 正俊

  防衛大学校

• 盛岡 敏夫

  NTTジュネーブ事務所

書誌事項

タイトル別名

• Mechanism of Supercontinuum Generation in a Singlemode Optical Fiber

抄録

平坦に広がったスペクトルを有する supercontinuum (SC) 光を発生させるための光ファイバの分散設計を検討した。実験と数値解析により、波長-群速度分散特性が上に凸で、かつ2つの零分散波長を有する分散減少ファイバが、平坦なSCスペクトルの発生に適することが明らかになった。数値解析により得られたSCスペクトルは実験結果をよく一致した。これらの結果に基づいて、SCの発生および成長の機構について説明した。SCの矩型化、平坦化の原因はソリトン断熱圧縮的なスペクトル広がりと、それに続くソリトン的バルスから分散性波動への変化が原因であることが示された。

収録刊行物

• 電子情報通信学会技術研究報告. OCS, 光通信システム

  電子情報通信学会技術研究報告. OCS, 光通信システム 97 (357), 55-59, 1997-11-04

  一般社団法人電子情報通信学会

キーワード

• 非線形光学
• スーパーコンティニウム
• 光ファイバ
• 光ソリトン
• 光通信

詳細情報

• CRID: 1570854177431308288
• NII論文ID: 110003285437
• NII書誌ID: AN10060797
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • CiNii Articles