聴覚情報認知と事象関連電位(P300)に関する基礎的研究
書誌事項
- タイトル別名
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- The Study of Auditory Recognition and Event-Related Potentials
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抄録
誘発電位の遅期成分(P300)は, 被験者の心理状態すなわち呈示された刺激への関心や評価などにより振幅が変化することが知られている. これを事象関連電位という. 今回の実験では, 聴覚刺激実験として単音呈示と複合音呈示を行なった. まず, 単音呈示実験では呈示音として(a)母音(b)子音を用意した. 複合音呈示実験では呈示音として, (a)1音目で, Targetが判断できる呈示音, (b)2音目まで聞かないと判断できない呈示音, を用意した. それぞれの実験で5種類の呈示音を用意し, そのうち1つをTarget, その他をNon-Targetとして呈示した. 単音呈示実験では, 母音呈示においても子音呈示においても, Target刺激時の振幅の方がNon-Target刺激時の振幅よりも有意(P<0.001)に大きかった. 複合音実験においてもTarget呈示時の振幅がNon-Target呈示時の振幅よりも有意(P<0.001)に大きかった. また, 複合音呈示実験の"1音目でTargetが判断できる課題"では, Targetを示唆されている時の方が, Targetを示唆されていない時よりも潜時が有意(P<0.01)に短かった.
収録刊行物
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- 電子情報通信学会技術研究報告. MBE, MEとバイオサイバネティックス
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電子情報通信学会技術研究報告. MBE, MEとバイオサイバネティックス 96 (501), 155-161, 1997-01-25
一般社団法人電子情報通信学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1571135652408401920
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- NII論文ID
- 110003286960
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- NII書誌ID
- AN1001320X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles