水棲カタツムリ (Lymnaea stagnalis) における呼吸CPG構成ニューロン活動のCO_2負荷応答

書誌事項

タイトル別名
  • CO_2 response of activity of the R.Pe.D1 neuron in the respiratory central pattern generator of the pond snail Lymnaea stagnalis

この論文をさがす

抄録

我々はこれまでに水棲カタツムリ(Lymnaea stagnalis)の肺呼吸行動にCO2感受性が存在することを明らかにしてきた。本研究では中枢におけるCO2感受性の存在を解明するために、摘出脳標本において呼吸CPG(Central Pattern Generator)構成ニューロンであるR.Pe.D1の細胞内記録を行い、灌流液中のCO2負荷に対する応答を観測した。R.Pe.D1のCO2負荷に対する応答は負荷前の呼吸性バースト出現頻度に依存し、それが低いときには呼吸性バーストが増加し、高いときには同じCO2負荷により呼吸性バーストが減少する傾向が認められた。この中枢CO2感受性は、中枢における複雑な呼吸調節機構に関与している可能性が示唆された。

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

参考文献 (19)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1570854177431706496
  • NII論文ID
    110003286966
  • NII書誌ID
    AN10074011
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

問題の指摘

ページトップへ