順応と光変換機構を考慮した網膜錐体モデル
書誌事項
- タイトル別名
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- Modeling the primate cone: Adaptation and Phototransduction
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抄録
視覚系の1次ニューロンである錐体は周囲の明るさに応じて動作範囲が遷移する順応機能と網膜に入射した光を電気信号に変換する光変換機構をもっている.従来の順応に関するモデルは動作曲線の遷移の様子をシミュレートできるが錐体のフラッシュ応答をシミュレートできない.また, 従来の光変換機構に関するモデルはフラッシュ応答をシミュレートできるが動作曲線をシミュレートできない.本報告で我々はそれぞれを説明できる二つのモデルを参考にし, これにいくつかの仮説を導入してモデルを構成する.本モデルを用いてサル錐体のフラッシュ光応答と動作曲線の遷移に関するシミュレーションを行った結果, モデルの出力と生理実験結果は定性的に一致した.
収録刊行物
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- 電子情報通信学会技術研究報告. MBE, MEとバイオサイバネティックス
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電子情報通信学会技術研究報告. MBE, MEとバイオサイバネティックス 98 (94), 7-14, 1998-05-29
一般社団法人電子情報通信学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1572824502267446144
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- NII論文ID
- 110003287421
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- NII書誌ID
- AN1001320X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles