測位と通信の融合について
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- 山脇 功次
- 宇宙開発事業団 技術研究本部先端ミッション研究センター
書誌事項
- タイトル別名
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- On Integrated Satellite Mission of Navigation and Communication
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抄録
測位と移動体通信の複合的な利用は移動体の情報ネットワーク化に欠かせないものであるが、特にその広域化は測位と通信のサービスをグローバルに提供する衛星システムの必要性を高めている。測位専用システムとしてのGPSの完成と、現在、活発に進められている低軌道衛星群によるグローバル移動体衛星通信システムの整備により、グローバルな移動体情報ネットワークも簡便に構築できるようになるだろう。従って、測位通信複合衛星システムの必要性と有用性はやや低下した感があるが、衛星による測位通信複合サービスの提供は移動体端末の一体化を可能にするだけでなく、明らかに衛星配備数を削減できることから、ライフサイクルコスト低減による低運用コストの測位通信事業の実現が可能になると期待される。また、測位と通信の複合化は移動体と衛星或いは地上局との間の時刻同期を可能とするため、小規模な衛星群による高精度の測位サービスの提供と共に、精密時刻同期を利用した効率的な移動体通信方式の実現が可能となる。測位通信サービスが移動体情報ネットワークの手段として日常生活で広く利用され、測位通信衛星システムが国際的なインフラストラクチャとして不可欠なものとなるに従い、システム運用の経済性、効率性が求められることは必至である。時刻同期を利用した測位と通信の融合はポストGPSとしての一つの解を与えるだろう。
収録刊行物
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- 電子情報通信学会技術研究報告. SANE, 宇宙・航行エレクトロニクス
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電子情報通信学会技術研究報告. SANE, 宇宙・航行エレクトロニクス 97 (523), 1-8, 1998-01-30
一般社団法人電子情報通信学会
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詳細情報
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- CRID
- 1572824502267726208
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- NII論文ID
- 110003288778
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- NII書誌ID
- AN10013301
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles