4個の神経振動体モデルの相互抑制回路の解析

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タイトル別名
  • Analysis of a four coupled neural oscillator model with reciprocal inhibition

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抄録

4個の神経振動体を相互抑制結合させたモデルについて, その相互抑制結合強度を変化させた場合の振動解の解析を行い, その結果と四肢動物の歩行パターンとの比較を行った. まず, 4個の振動体を全て同一とした場合について解析し, 次に前脚に相当する振動体と後ろ脚に相当する振動体とを区別した場合の解析についても検討した. いずれの場合も, 振動体間の位相差によって5種類の振動モードが発見された. また, 各モード問の移行は周波数の低いモードから高いモードにのみ起こることがわかった. そして, 5種類の振動モードを四肢動物の歩行パターンと比較すると, 歩行パターンに良く似た振動モードが存在することがわかった. また, 相互抑制結合の組合せを変えたモデルについての検討も行った. この場合についても, 四肢動物の歩行パターンに良く似た振動が得られた.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1574231877083636992
  • NII論文ID
    110003291759
  • NII書誌ID
    AN10060800
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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