Pyragas の方法によるカオス制御におけるゲインの自動調整

• 中島 弘之

  京都大学 工学部 電気電子工学科

• 上田 〓亮

  京都大学 工学部 電気電子工学科

書誌事項

タイトル別名

• Automatic Adjustment of Feedback Gain in Controlling Chaos by Pyragas's Method

抄録

連続力学系のカオスアトラクタに含まれた不安定周期軌道を安定化する方法として時間遅れフィードバック制御法(DFC法)がPyragasによって提案されている。DFC法は制御対象系が未知であっても適用可能であり簡便な手法であるが、その閉ループ系が微分差分方程式で記述されるため、適切なフィードバックゲインを理論的に決定することは困難である。本報告では、DFC法におけるフィードバックゲイン値を勾配降下法に基づいて自動的に調整する手法を提案する。さらに、提案手法をDuffing方程式のカオス制御に適用し、その有効性を確認する。

収録刊行物

• 電子情報通信学会技術研究報告. NLP, 非線形問題

  電子情報通信学会技術研究報告. NLP, 非線形問題 95 (202), 1-8, 1995-08-02

  一般社団法人電子情報通信学会

キーワード

• カオス
• 制御
• フィードバック
• 勾配降下法
• 微分差分方程式
• 力学系

詳細情報

• CRID: 1571417127315693824
• NII論文ID: 110003291847
• NII書誌ID: AN10060800
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • CiNii Articles