可変サンプリングによる適応周波数推定とその応用

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タイトル別名
  • Adaptive Frequency Estimation Method by Variable Sampling Processing and its Application

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抄録

雑音に埋もれた正弦波信号の周波数推定は様々な工学分野全般にわたり必要不可欠であり, これまで様々な手法が提案されている.筆者らは, 従来までの手法とは異なり, サンプリング周波数のみを更新させる新しい適応周波数推定法を提案した.このアルゴリズムでは, 同期加減算処理により周波数を推定し, その推定された周波数を基に, サンプリング周波数を可変させ推定精度を高めていく.しかし, この推定法では, あらかじめ推定しようとするおおまかな周波数が既知であることを前提とした.そこで本稿では, 並列処理により未知周波数を推定するアルゴリズムを検討した.シミュレーションにより, 従来の周波数推定法と推定精度および計算量の点で比較し, 本手法の性能を明らかにした.最後に, 本手法をDTMF信号の検出に適用した.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1571980077269808128
  • NII論文ID
    110003294850
  • NII書誌ID
    AN10013323
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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