誤聴の加齢変化

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  • Aging of Speech Listening Ability

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抄録

高齢者による合成音の聴取の実態を, 10歳から80歳までの被験者72人を対象に, 市販の合成システムによって合成したマーフィーの法則の日本語テキスト合成音の聞き取り試験によって, 明らかにしている. また, 聴力損失と言語能力の, 聞き取りへの影響も調べている. 小学生と高齢者の聞き取りスコアは20〜50歳の年齢層のスコアと比べるとバラツキが大きいこと, 聴力損失を持つ高齢者の誤聴の割合はモーラ単位で50%以上になることがあること, またこれに対して小学生の誤聴の割合は最大でもl8%止まりであることなどが明らかになった. 聞き取りスコアと意味理解スコアの相関は0.63で, 難聴の高齢者による破裂音の誤聴割合は有声と無声で際立った違いがあることが示されている.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1571135652340370944
  • NII論文ID
    110003296334
  • NII書誌ID
    AN10013221
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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