極零型A-b-Sを用いた鼻音のホルマントとアンチホルマントの高精度推定

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  • Estimation of Formant and Anti-Formant of Pole-Zero Speech Using Analysis-by-Synthesis Thechniques

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抄録

本論文では、極零型A-b-S法を用いて鼻音のホルマントとアンチホルマントの周波数と帯域幅の推定アルゴリズムを提案し、性能評価と鼻音の自然音声等の分析結果について述べる。合成鼻音を使って、極零型A-b-S法の性能を評価したところ、F0=250Hzのとき、極と零の周波数と帯域幅共に、最大約25Hzの誤差で推定されることが分かった。また、成人男性10名の鼻音の自然音声の極零型音声分析推定結果から、1500Hzから2500Hzの間のアンチホルマントも、鼻音音声として、重要なパラメータであるということがわかった。さらに、口蓋裂患者の単母音音声は、鼻音化され易く、アンチホルマントが現れ易いことが分かった。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1570854177362859392
  • NII論文ID
    110003296546
  • NII書誌ID
    AN10013221
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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