位相適応型PSI-CELP音声符号化の検討

書誌事項

タイトル別名
  • A Study of Variable Bit-Rate PSI-CELP Speech Coding

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抄録

PDCハーフレート音声CODECの標準方式として採用されたPSI-CELP音声符号化方式(3.45kbit, s)を,モード切り換えによって可変ビットレート化する手法について検討を行なった.本手法において,入力音声はオープンループにより無音/背景雑音,子音,母音過渡部,母音定常部に対応する4モードに分類された後,それぞれのモードに対応するエンコーダで符号化される.一般人による主観評価実験の結果,テスト用音声データ全体の平均ビットレート2.142kbit/s,無音部に相当するモードを除いた平均ビットレート3.087kbit/sで,PDCハーフレート標準のPSI-CELPに比べて等価Q値が約1dBの低下,全体の平均ビットレート2.218kbit/s,無音部に相当するモードを除いた平均ビットレート3.221kbit/sでは,PDC標準とほぼ同等の品質が得られた.

収録刊行物

  • 信学技報

    信学技報 94 (2), 9-16, 1995

    一般社団法人電子情報通信学会

被引用文献 (5)*注記

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詳細情報

  • CRID
    1571417127315630592
  • NII論文ID
    110003298638
  • NII書誌ID
    AN00245490
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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